ウェブホスティングサービスとは何かご存知ですか? このページでは、私たちがインターネット上のウェブサイトを見る、個人や法人のウェブサイトを公開する、独自ドメインを持ち、メールアドレスを持つなどの際に欠かせないサービスである、ウェブホスティングサービスについてご紹介します。 成長が著しい分野である、このサービスの現在、そして未来の可能性、最後に日本国内で利用する際にオススメのウェブホスティングサービス一覧をご案内します。
- ウェブホスティングサービスとは何か
- ウェブホスティングサービスの重要性
- ウェブホスティングサービスの選び方
- SDDストレージ
- コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)
- 将来のウェブホスティングサービスのトレンド
- オススメウェブホスティングサービス一覧
WEBホスティングとは何か
ウェブホスティング(Web Hosting)とは、ウェブサイト(ホームページ)やウェブアプリケーションをインターネット上で公開するためのサービスです。ウェブホスティングプロバイダーは、ウェブサイトのファイルやデータを専用のサーバーに保存し、ユーザーがパソコンやスマートフォン、タブレットなどでサイトにアクセスできるようにします。 非常に簡単に言うと、ウェブサイトのドメイン名&アドレス(URL)は、住所、ウェブホスティングサービスの所在地は、その住所がある具体的な場所です。
ウェブホスティングの重要性
ウェブホスティングサービスは、企業や、個人のドメイン名を登録&管理し、その内容を保管するためのサーバスペースを提供し、ドメイン名に付随したメールアドレスやメールサービスを提供します。 それだけではなく、ウェブサイトのセキュリティーを確保するためのツールを提供したり、マルウェアの侵入やDDos攻撃からウェブサイトを守ります。 また、内容のバックアップやデータの復元を行います。
大企業や大規模ビジネスの場合、上記のサービスを社内サーバで運用することもできますが、手間や時間がかかるため、費用対効果を考えて、ウェブホスティングサービスを利用することが一般的です。 企業やビジネスにとっては、ウェブサイトは企業の顔ですし、個人が利用する場合も、サーバ内に保管されている情報やデータは、取り替えが効かない大切なものばかりでしょう。
ウェブホスティングサービスの選び方
必要に応じたサービス
ウェブサイトのトラフィック、ウェブサイトの種類、必要なストレージ容量、データベースの利用、必要なメールアドレスの数などの必要用件をリストアップし、適切なウェブホスティングサービス&プランを選択してください。
パフォーマンスと信頼性
高速で安定したサーバーパフォーマンスで信頼性の高いウェブホスティングプロバイダーを選びましょう。
セキュリティ機能
ウェブサイトのセキュリティーが確保されていないと、ユーザーは安心してサイトを開けません。SSL証明書の提供やDDoS攻撃対策、ファイアウォールなどの基本的なセキュリティー対策が提供されているウェブホスティングプロバイダーを選びましょう。
料金
ウェブサイトの規模や目的に応じた予算に応じたウェブホスティングプロバイダーやプランを選択しましょう。ウェブサイトの規模が小さく、将来の成長が見込める場合はホスティングプランの変更を視野に入れたプロバイダーを選びましょう。
レビュー&カスタマーサービス
ウェブホスティングプロバイダーの利用が初めての場合は、特にレビューがよく、24時間・365日カスタマーサポートが提供されているプロバイダーを選択しましょう。
ウェブホスティングサービスに関する技術は、日進月歩・進歩し続けています。 その中でも注目すべき技術について、いくつかご紹介します。
SDDストレージ
従来のHDD(ハードディスクドライブ)とは異なり、機械的部品を使用せず、フラッシュメモリーを用いてデータを保存する、最新の記憶装置の一部です。ウェブホスティングサーバーを選ぶ際は、SDDストレージを用いたサービスを選択してください。 SDDストレージの主な特徴としては、ウェブサイトの読み込み速度の速さ、応答性の速さが挙げられます。特に動画などを大量に使用したウェブサイトには欠かせないサービスです。 SDDストレージは、機械的な部品を使用しないため、動作時の騒音がほとんどありません。また、従来のHDDと比較し、省エネ効果があります。また、振動や衝撃に強く、耐久性が高くデータの安全性が高いことも注目される理由の一つです。
コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)
従来のウェブホスティングサービスは、世界の任意の場所、一箇所に置かれたサーバから全てのウェブコンテンツ(画像・動画・HTML・ファイルなど)が配信されていましたが、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)は、ウェブコンテンツを世界中に配置された複数のサーバに分散し、ユーザーの地理的条件やトラフィックの集中度に合わせて、最適なサーバーから配信します。 多くの場合、ユーザーから最も近いサーバーから配信されるため、コンテンツの読み込み速度が向上します。また、一部のサーバーに負荷が集中している場合、他のサーバーを利用するため、サーバーの負荷を分散し、障害を防ぎます。
将来のWebホスティングのトレンド
今後、ウェブホスティングがどのように変わっていくか、正確に予測することは難しいことですが、いくつかの可能性が考えられます。
AI(人工知能)の利用
AIによるサーバ管理、自動化、オペレーションの最適化、セキュリティの強化などが進むことが考えられます。
エネルギー効率の向上
ウェブホスティング業界も、持続可能性や環境意識が求められます。再生可能エネルギーの使用や冷却システムの最適化など、環境に配慮した運用が増えるでしょう。
仮想現実(VR)と拡張現実(AR)の普及
仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術が進歩し、ウェブホスティング業界にも影響を与えるでしょう。より多くのコンテンツがVRやARで提供されることが予想され、そのための高性能なホスティングインフラが必要になるでしょう。
オススメウェブホスティングサービス一覧
ロリポップ!レンタルサーバー
提供会社名:GMOペパボ株式会社
価格と機能のバランスが良く人気が高い国内ウェブホスティングサービス。管理画面が見やすく直感的で、初心者にも利用しやすいと評判。
エコノミープラン:月額99円から:ウェブサイト運用やメールのみの利用など ライトプラン:月額220円からワードプレスが利用可能 スタンダードプラン:月額440円から:ワードプレス高速動作が可能 ハイスピードプラン:月額550円から:大量アクセスが見込めるサイト向け エンタープライズプラン:月額2200円から:法人向け
さくらのレンタルサーバ
提供会社名:さくらインターネット株式会社
個人向けの手軽なライトプランから、大企業にも利用されているビジネスプロプラン、マネージドサーバプランなどサービスの範囲が幅広い。国内自社サーバセンター、国内最速級の 高性能サーバー、自動バックアップ、365日24時間体制のカスタマーサポートも人気の理由。
ライトプラン:1,571 円 / 年 スタンダードプラン:5,238 円 / 年 プレミアムプラン:15,714 円 / 年 ビジネスプラン:26,191 円 / 年 ビジネスプロプラン:47,143 円 / 年 マネージドサーバプラン:145,200 円 / 年
Amazon Lightsail
提供会社名:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
「Amazon Lightsail は、使いやすい仮想プライベートサーバー (VPS) インスタンス、コンテナ、ストレージ、データベースなどを費用効果の高い月額料金で提供します。」(製品ページより引用)価格は、サービスの内容により変動。
エックスサーバービジネス
提供会社名:エックスサーバー株式会社
「Xserverビジネスは、高速環境を基幹として法人・企業様向けの様々な機能やサービスを提供するレンタルサーバーです。ビジネスの機会損失を防ぐ安定・快適のサーバー環境と、各種設定の無料代行をはじめとする安心のサービス・機能でお客様のビジネスを強くサポートします。」(製品ページより引用)
小規模ビジネスから大規模ビジネスまで対応できる法人向けサーバーサービス。導入企業19万社突破。
スタンダードプラン:5,016円/月 プレミアムプラン:10,032円/月 エンタープライズプラン:15,048円/月 マネージド仮想サーバ エントリープラン:26,400円/月 マネージド仮想サーバハイエンドプラン:105,600円/月 マネージド専用サーバ ハイエンド+プラン:79,200円/月
別に初期費用16,500円から385,000円まで(プランによる)が必要。